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仮操業

犬小屋に入ってわんと鳴いてみる あとは鎖に耐えられるかだ

 笹公人さんの短歌blogに投稿しました。



 かんたん短歌界隈にいるぶんには気にならないんだけど、
 他の所に投稿しようとすると「辻一郎」という名前はやっぱり重いな。
 ちょっとヒヨって「辻」で投稿。

 昨年、東京での「へこむ会」で枡野さんにお会いした時に、
 たまたま付けた筆名が「辻一郎」だったと話したら、
 「それは悪夢のようだねえ」と。そうかも。

 でもびびるなオレ。びびると世界はいくらでも訳の分からない所になる。
 ちょっと日和ってはしまったが、それでも。
 そうでしょう、穂村さん。

 あと、「型に入りて型を出でよ」の話はとても良くわかる。
 武道の経験はないけど、フランス文学と合気道がご専門の内田樹さんの文章がすごく好きなので。

 「初期衝動のままに書き散らしている」というのもその通りで、
 例としてどうかと思うが『グリーンデスティニー』のチャン・ツィイー状態かもしらん。いや変な例ですけど、型を知らないというのはある種の不幸だ。

 型をまずはきちんと身につけたいと思う。
 短歌結社というのは、その型を身につけるための組織で、
 だから結社に入るのも選択肢の一つだ。

 でも、内田樹がよく言うことだけど、初学者というのは技のなんたるかを知らないのにも関わらず技に優れた師を選ばなくてはならない、というパラドクスがある。
 ちょっと今はそのパラドクスを回避する方法がわからないので、
 しばらくは現状のままやっていこうと思う。
by tundok | 2006-01-10 21:09