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仮操業

かなしみ

吐くくらい弾きたくなかったピアノでも指はショパンを覚えて悲しい(辻郎)
 (ほどに→くらいに変えました)

 10年くらいピアノを習いました。
 才能がなかった。絶対音感どころか相対音感さえなかった。
 同じピアノ教室の子達が和音を聞いて、
 「レソシ」とか「ファラド」とか
 いとも簡単にわかるのが信じられなかった。
 教室に通う時間の前になると、めまいがして来た。
 でも私は「行きたくない!」と言って
 駄々をこねられるような子供ではなかった。
 音感が全くなくても、指の運動としてなら何とか体で覚えられた。
 そうして弾いていると両親は喜んだ。
 「この子はピアノが弾ける!」と。
 今でも多分一曲だけ暗譜で弾けます。
 ショパンは嘘(笑。 
 シューマンのトロイメライです。

吐くくらい弾きたくなかったピアノでもトロイメライを弾ける悲しみ(辻郎)
by tundok | 2004-04-18 21:18 | トロイメライ